2016年8月16日火曜日

カルカソンヌ日本選手権2016参戦! (その1)

全国のカルっ子のみんな、おまたへ。

2016年8月14日(日・赤口)、カルカソンヌ日本選手権2016に参加してきました!わーわー!
※本当はもっともっとあることないことを盛りまくってブログ書きたかったのだけれども、記憶が持たないので軽く書きます。

去年50数人中の参加者の中で44位と、苦しい苦しい初参戦でしたが、今年はやってやる!そう決意して一年間がんばってきました。

が、その直前に下記のようなことがあったため、もはや勝つのすら難しいんじゃないかと思わされました。

・木更津予選会に見学行って木更津勢にやられまくる。(4連敗、最後に1勝できたけど)
・ミープルズ王座戦でボロボロになる。(4連敗)
・最強練習会でトップソンナー達にギッタギタのメッタメタにやられる。(2勝10敗)

ということで、今回の目標はこんな感じでした。
・初戦の勝利
・上級者には勝てなくても同じ中級者には勝って決勝トーナメントに進む。

今回は参加人数が74名と過去最大だったため、決勝トーナメントに進める数はいつもの4名ではなく、倍の8名ということなので、うまいことすればそこまでいくチャンスは・・・あるような、無理のような気がしていました。

そして迎えた朝、去年は家を出る前に奥さんにチャックが開いていることを指摘され、フワフワ感がもろに出てしまったのですが、今年は朝から少し緊張しつつもチャックだけは開けない!それだけは絶対だ!と心に近い、家を無事出れました。


足元を見たら、靴が左右違いました。ナウいね!

そんなこともありつつ(靴を履き替えて)、いつもの兄、モッチー、仮面という愉快な面々とともに車で会場の豊洲に向かいました。


朝早くから続々と集まる全国のカルっ子たち。今年は去年のように遅刻者も出ることはありませんでした。(そのため、残念ながら前日予選会でリザーバーとなった我らがミタさんの出番なし)


■1回戦:VS やきにくボンバー氏
目黒のJAGA予選で兄と対戦していて、すごく礼儀正しい人だと思っていたけど、やっぱり礼儀正しく好印象。ラブ。まさか焼肉のタレのダジャレだと気付いたのはその夜のLINE交換後の話。カルカソンヌ情勢に詳しい私は既に去年の予選の段階から、さいだーぶるー、ネギネギ(2015日本チャンプ)の友達であることは知っていました。

1戦目は余裕を持って戦いたかったし、時間も予定よりも早かったので、しっかりトイレに行っていたら周りはもう開始して大分経っていてびっくり。宮本武蔵戦術ですとお茶を濁しつつスタート。確か後手スタートだったかな。隣(同じ長テーブル)では、元世界チャンプ望月さんとTRAPSリーダー小川さんという危険な対決してた。

序盤から中都市を作られかけたところになんとか相乗りして、コマをお互い2個投入した大都市の完成がリーチ状態。すかさず三角都市タイルで乗っ取りを仕掛けるボンバー氏!これはマズイマズすぎる。34点だか36点の都市だ。。。と焦っていたらなんとボンバー氏はミープルを置かないで、チェスクロックを押す。

「えっ……!?」(ざわ……ざわ……)

そ、そんな戦術があるのかな、自分がそこのコマ置いたところで破壊する戦術!?とわけわからなかったのですが、それはもうコマ置くしかないですよねと、リップ片をかぶせて三角都市タイル待ちに。
その後待ちタイルを狭められ、残り一枚の道無し三角都市か、完成の目を残す三辺都市待ちとなったのだけれども、数ターン後に残り一枚を引いて34点か36点都市を完成。ニヤリ。
というわけでその十分過ぎるリードで、途中中都市を完成されるも草原も制圧し盤石。
最後は自分も気付かなかったんだけれども、ボンバー氏の時間切れ負けとなりました。一瞬自分の時間が切れたのかと錯覚して焦りましたけれども。なお、時間切れがなかったらもうちょっと得点を伸ばして2回戦は1番テーブル(配信卓)に座れた予感。でも、そうなっていたとしたら古豪石川さんとだったのかな。石川さんとは6回戦で結局当たることになるんだけれども、もしかしたら2回戦目で戦わないことがよかったのかもしれない。

配信卓に座りたかったのは、英国人カルカソンナーのトムさんが遠い異国からネット中継を見るよ!(AM2:00頃らしい!)とメールくれていて、見ててね!と約束していたからでした。


■2回戦: VS TRAPSしんちゃん
去年、リーダー小川氏の元、突如現れた新興勢力カルカソンヌTRAPSの中でも割と遅めにカルカソンヌを始めたひとりのしんちゃん。その割に理論的で、また試合中にもガンガン話し掛けてくるスタイルが好印象なお方。一緒に地図作ろうぜ感。いや、もちろんトラップしてきますけどね。その底が見えないお方。
試合についてはあんまり覚えていないけれども、先にしんちゃんが寝た草原は6点どまりでその分のコマ差で別の草原で自分が優位に立った。この時はまだ草原の視界良好でしたね(後になると……)。
草原戦が活発になると完成しない修道院が命取りになるわけだけれども、左リップ片限定にされて危うくなった修道院に対して即一発で左リップ片をひいた自分がそのコマを有効利用し、勝利となりました。ラッキー&勝利。


■3回戦:VS TRAPSやのっち
2連続でトラップスさんとの試合でございます。前日の練習会でやのっち(初対面)と対戦して割とよい勝利をしていたのと、まだまだ緊張感が隠せない様子だったので、これはイケる感があったものの、ヒドい敗北を喫しました。絶対昨日本気出してなかったでしょ!というくらいの完敗。自分の手も後手後手だったし、もう勝ちがなかったものの、お恥ずかしい最終手を。。
うーん、3連勝とはいきませんでした。残念。

ドラゴン="タロット"=中川もブログに書いてましたが、スイスドロー的には負けた方が強い人との対戦を避けられるメリットがあることも知っていたので1敗はまあ、仕方ないという感じでした。


■4回戦:VS ポケモンGOおやじ(じゃなくてセンギア氏)
と思っていたら、ぺろ八常連、理論派センギア氏との対戦という。。
ここ最近はすっかり戦ってなかったけれども、最後の対戦ではやられていた相手。でも、カルカソンヌ以外の趣味に最近没頭しすぎな相手に負けるわけにはいかない!

始まってみたら、全てのタイルが自分の味方となりました。道道道でガンガン細かい点を取り、破壊も大量に決まり、相手の修道院が完成しても自分の道が完成しちゃう形にしたりとすべてが追い風。ほんと自分にとってはサイコーの展開でした。センギアさんにとっては地獄の30分間だったことでしょう。。。

最近は前ほどミープルズリーグに前ほど来てくれないので、また悔しさを糧に来てほしいなー。って、パンデミックとか他の大会が控えているんでしたっけね!


■5回戦:VS たかぷさん
昨年のカルフェスのルーキーズ覇者のたかぷさん。iOSカルカソンヌを自分が始めた時にランキングに名前がずっと入っていたのでルーキーじゃない感が満載だったけど、その通りしっかりルーキーズで優勝したので、やはり実力者。
自分はそこそこしっかり打てていたと思うんだけれども、最後に草原を乗っ取られたのには焦った。勝ち筋を残してしまったのは反省。ちゃんと点数計算と残りタイルをカウンティングしていたら焦ることなかったんだけれども、この日は相手の道や修道院に自分の都市を横付けする手がとても有効的に行えた感じがありましたね。道を伸ばすために相手が自分の都市を完成に近づけないといけないみたいな。逆に自分は良いタイミングで相手の道を伸ばしつつ都市完成できちゃうみたいな。これがハマれば強いですよね。木更津ゆかいなさかなにて、美人奥さんのカナさんとの対戦が間違いなく生きましたね。

この対戦は風船さんが動画に撮ってくれているのでアップされるのが楽しみ。終始、たかぷさんに「ムカつくw」って言われていたような気がする。


■6回戦:VS 石川さん
ラストに来て、ついに当たった石川さん。第1回から出場を続けているという大ベテランカルカソンナーです。そしてお強い。
去年の初戦の組み合わせが石川さんとなって、うわーやべーっと思っていたのだけれども、結局それは組み合わせアプリのトラブルで別の方と対戦となりました。その時の「やべー」と思うメンタルの弱さが出てしまって結果44位惨敗となったんだろうなとこっそり分析していたので、今回は絶対に石川さんと対戦したいと思ってました。すみません、嘘です、できるなら対戦したくありませんでした。いやそれも嘘です、本当に対戦したかったんです。

前回の対戦は、本戦を決めたぺろ八予選のやっぱり最終戦でした。縁がありますね。
ぺろ八予選ではじゃんけんで負けて後手番になったのですが、今回も先手回数が同じだったのでじゃんけんでの先手決めでした。
石川さんがじゃんけんを競技的にやっていることは知っていたので、じゃんけんヤダなーと思っているところに、大声で「最初はグー!」と仕掛けてきました。
そういう技があるというのは以前に予想屋ミタさんに聞いたことがあったので咄嗟に「待ってくださーい!その技知ってるんです!最初はグーしません!」と全力で拒否しました。そして普通のじゃんけんで勝利で先手番に\(^o^)/
あとでミタさんに聞いたんですけどその技、実際は村田さんがよくやる技とのことでした。これってチョキが出せなくなるんでしたっけね?

中盤に入るくらいで中都市をミープル数2対1で乗っ取られる形になりかけたのでカーブで破壊の布石を作ろうと1センチほど間を空けてタイルから指を離したら急に「今、置きましたよね?」というツッコミが。自分は一瞬何を言っているのかよくわからなかったのですが、手を離したから再配置はダメだという。確かにメビウスおやじさんは一度手を離したらそのタイルが有効な配置の場合は置き直しは出来ないと言っていたのは知っていました。

「1センチくらい離す=有効な配置ではない」という(勝手な)認識だったので、メビウスおやじさんを呼んだところ、「そうやって指摘されてしまうような紛らわしいことをしないようにしてください」ということで、再配置できず。指摘されない場合はよいけど、指摘されたらダメなんですって。
「じゃあ、何センチだったら大丈夫なんですか?」とか「じゃあ、斜めだったら?」とか食い下がったのですが、これ以上言ってもしゃーないとなり、そのまま再開。

頭に超血がのぼってしまった。これは負けれない、と。しかしながら、何が何でも勝ちたいという姿勢なのかわからないけど、もうちょっと和気藹々とやりたいものです。ゲームだし。そのへんはベテランボードゲーマーの何かなのでしょうか。未だに納得できていないが、主催のおやじさんが認めたのだから仕方ないですね。なお、その前の試合で望月さんとも同じやり取りがあったとのこと。

石川さんが好きな色のミープル、この日もぺろ八予選の時も譲ってあげたじゃん!7枚積みも付き合ったじゃん!それくらい許してほしかったですよ!

ちょっと意地悪だけど、その後に自分がだいぶ優勢な状況で、石川さんが置けない配置でタイルを置こうとしていた時に指摘してあげずにちょっと経ってから言えばよかったのかもね。

最後の全コマ投入もそれを逆手に取るプレー(中都市を完成すると草原がつながっちゃう)も冷静に行うことができ勝利!

その後、岩村さん、兄が近付いてきてハイタッチ!サイコーの瞬間でしたね。最強戦の山田と雀鬼の頭を叩くシーンでもよかったんだけど。ハイタッチは音だけ配信卓の動画に記録されていました(笑)。

その後、応援席にいる奥さんに報告。
(毎試合勝っていても俯きながら近付いて行くが逆にバレるを繰り返していました)
奥さんに報告しながら、去年の日本選手権惨敗した夫のことが可哀想過ぎて涙を流していた1年前の奥さんを思い出し、今年は泣かせなくてよかったと思った瞬間、決勝トーナメントがまだあるにも関わらず何故かこみ上げてきちゃって、今年は私が涙目になっちゃいました。しょうがないじゃん、魔女の宅急便みても泣いちゃうくらいの涙腺の弱さなんですもん。メビウスママに「まだ早いでしょ」って笑われたけど。

そんな感じでスイスドロー6回戦は終わりました。5勝1敗の5位で、次は決勝トーナメント!




(その2に続く)

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