2016年8月23日火曜日

カルカソンヌ日本選手権2016参戦!(その2)

はい、記憶が薄れていく中、がんばって続きを書いていきたいと思います。
何人かのカルっ子がアツい日本選手権を振り返ってTwitterでつぶやいたり、ブログを書いてくれていますね。まだまだ足りない、みんなのドラマを知りたいです!



ブログをこの際開設してみるのも一興じゃないですかね?
それによって、またカルカソンヌが見えてくるかもしれないし、ゾンビが蔓延しても生き抜くことができるかもしれませんよ。

今回の文章は携帯電話でこつこつと書いたメモのツギハギなので一貫性がなかったり、似たような話を何回もしていたらすみません。
ゾンビになってしまった人物が、普通に仲間として一緒に生活するくだりとかあるかもしれません。記憶力が最近本当に衰えてしまっており本当に申し訳ございません。もしかしたらもう私も感染しているのかもしれません。そう、カルカソンヌという熱病にね。

そんな話はどうでもいい。

さて、決勝トーナメントですが、今年は過去最高の本戦参加人数ということで、いつもの4名ではなく、上位8名のカルっ子が選ばれました。(自分は5位だったので去年までだったらギリギリ決勝トーナメントいけなかったんだ!オヤジさんナイス変更です!)

①TRAPS小川さん 6-0
②プロゲーマーえのやん 5-1
③月形流草原戦術の月ちゃん 5-1
④前チャンプねぎねぎ 5-1
⑤私5-1
⑥マスターのぼる 5-1
⑦ドラゴン中川 5-1
⑧TRAPSゲン 4-1-1
※詳細な順位は不明だけどこんな感じだと思われます。


こう見ると、2年目ソンナーが4人(ゲンさんは1年目本戦辞退となりましたが)ということで、俗に言う"エムクボ世代"は当たり年ということがわかります。エムクボ世代。

戦前の勝手な予想では、もっちー、くぼけん、ずみさん、こんどうさんあたりも来るのではないかと思っていたのですが、なかなか難しいものですね。

決勝トーナメント常連組は、ねぎねぎとドラゴン。しっかり勝ち上がってくるのがすごい。逆に今年のルーキーは残念ながら決勝トーナメントには残れず。

ゲンさんと同じく4勝1敗1分の安野さんはルーキーだと思いますが、惜しくもソロコフ的に9位。
安野さんとは前日練習会で1戦させていただきましたが、カルカソンヌ界の希望の星になれるほどのイケメンさんでした。twitterで安野夫妻のことはもちろんチェック済みでしたが、まさかこんな若くてかっこいい人だとは!
何故だか勝手におっさんだと思っていました。前日練習会で、誰誰?あの美男美女カップル?そんな本戦出場者いたっけ?とおじさん達は近付けないでいたことをここに発表します。(美人の奥さんには恥ずかしくて結局未だに声掛けれず!失敗した!)

そうそう、今回の日本選手権には我らがゆかいなさかな夫妻、北海道のラマ夫妻、安野夫妻と3組の夫婦参加があったというのも見逃せないところであります。私の奥さんも予選に出ていればチャンスがある実力を持っていると思うのですが、なんだか出てくれないんですよね。来年は一回くらい予選に出て欲しいなあ。

というわけで、戦前の予想を大きく上回る決勝トーナメント出場を果たした私は、ねぎしじょーと対戦するわけであります!



■決勝トーナメント1回戦(準々決勝):VS ねぎねぎ

前年の日本選手権覇者、ねぎねぎ。今年もしっかりとイケメン。カルカソンヌ界の太宰。
しかしながら、へい、去年のメビウス(石橋さんデザイン)特製ジョーシャツ着てないじゃないかい。自分も日本選手権に勝って毎日着たいよ!


ねぎねぎはこの日の途中でうちの兄を倒し、自分はねぎねぎの友達やきにくボンバー氏を倒してきたので、これはリベンジマッチという名目にしましょう!と、ねぎねぎスタイルのガムを噛みつつスタート。ガムを噛むことで脳の働きを活発にするスタイル。

脳の働きといえば、JAGA会長の石橋さんの話をしなければなるまい(すみません、またしばらく話が横に逸れます)。
毎年カルカソンヌ日本選手権のリザーバーを務める、石橋さん。カルカソンヌとかお化けキャッチとかメビウスゲームズの日本ローカライズした際のデザイナーさんでもあります。カルカソンヌのタイトルロゴとか。
その石橋さんは去年もリザーバーとして出場し、とても好成績をおさめました。
一年間、カルカソンヌミープルズで鍛錬をした結果だと自分は思っていたのですが、その要因として自ら語ってらっしゃったのが、脳トレーニングを朝してきた!というものです。なんだか左右の手を前に出し、前後左右に目で追う、みたいな運動をしばらく続けるというものでした。
テレビ番組でそれをやった後に、素人の女の子がバッティングセンターで剛速球にバットを当てることができるみたいなやつ。なんか信ぴょう性がある。その石橋脳体操により、去年は好成績を収めたと豪語していたのに、今年はやらずに栄養ドリンクで済ませたというわけじゃないですか。結果、今年は振るわなかったみたい。実は今年、朝からその石橋脳体操をこっそりやっていたのが私。左右の靴を履き違えたわけですが、もしかしたらこの体操が好結果につながる秘訣かもしれませんよ。みんなでやっていきましょう。

さて、話を戻します。
決勝トーナメントに入り、それまでの選手たちがギャラリーに回り、それがまたすごい近距離で見ているため、ちょっと私のテンションがおかしくなってしまいました。
(この時は気付きませんでしたが岩村さんやラマ夫妻が真っ先に自分のテーブルに陣取ってくれているのを動画で見てちょっと感動しました)


あ、これはもしかして本日ずっと自重してきた甘寧一番乗り出すチャンスじゃない?

あ、後手じゃん、一番に乗れない!

あ、ネギネギ都市取れず!

まさか、出せるのかー!?(タイルめくる)
キター!

「甘寧、一番乗り!!」



この流れでした。このネタを知っている人は少ないと思うものの、なんか変なことしてきたというのが伝わったらしく、周囲の笑いをゲット。幸先の良いスタートとなりました。
あとで1番テーブルの動画見たらしっかり声が聞こえておりました。やったぜ!(他の方々の迷惑。。。)

これは、初手で都市を完成した時に叫ぶ、私の必殺技なのであります。

さて、試合のポイントとなったネギネギの4枚残り待ちの三角都市タイルを4枚引いちゃうというのが勝負を決めました。それがなければきっと勝負は怪しかった。そりゃあ、そんなことになったら勝っちゃいますよね。
最後の1枚を引いた時も、「あ、ひいてた」的なことを素で声に出して言っちゃってました。わざとじゃないです。90数パーセントの確率で引けなかったネギネギ。日々どんな行いをしているのか。

この試合で、いろいろネギネギには失礼な振る舞いをしまくってしまったのだけれども、ギャラリーがいっぱいいたせいです。照れ隠しです。許してください。
※根岸さんにはその後何度も何度も非礼を詫びました。ここでも詫びさせていただきます。度重なる失礼な振る舞い申し訳ございませんでした。

8点都市を取って「サーッ!」って叫んだのもたまたま出てしまったものです。その直前に、応援している奥さんの方をチラチラ見てたのですが、奥さんに「あ、こいつやるな」ってバレていたのも真夏の白昼夢かもしれません。

『今日は都市、道、修道院が完成する度に「サーッ!」するわね。』なんてつぶやきをしていたのも白昼夢。

そんなわけでラッキーにまみれてしまったために最後は危なげなく勝利。
逆の立場じゃなくてほんとよかった。やっぱり先日、自分が放った新幹線に轢かれそうになった子犬を助けるために新幹線に追いついて新幹線を止めて超人オリンピックに敗退したかいがあった。ええ、出身はテキサスです。嘘です。




ネギネギは負けを悟っていたものの、左折リップが切れていることに気付いていない自分に対して「こんなのに負けるわけにはいかない!」って奮起していたらしいです笑。
途中何度も左折リップ片を探したんですけど、見えない時は見えませんねー。特に近い位置に密集していると数え間違えることがよくあります。私だけか。



■決勝トーナメント2回戦(準決勝):VS 小川さん

打って変わってふざけられない圧。こえぇよ、小川さん。雰囲気最強だよ、小川さん。
この試合はAbemaTV Fresh!で解説付きで配信されています。なのでそっちを見ていただければ。

兄と自分の解説付き(JAGAゲームチャンネル)
仮面もっちーしんちゃんの解説付き(17:54~)(ボードゲームむーびー)

途中まではがんばった。緩手もありつつもよかった。

ただ、このシーンのカーブの向きがおかしい。勝負を分けた。なぜ道を向けなかったのか、自分でも分析できない。それなりに時間を使っているのにも関わらず。


道修も残っており、道無し修道院もいっぱい残っている場面での相手の修道院に対してプレッシャーを与えていそうで逆に修道院置き場としてしまっている一手。結果、修道院を置かれジエンド。小川さんの早打ちが自分の思考を邪魔しているのは間違いない。焦ってた。

そのほか発達した草原に対して接続を優先しなかった手など、あちゃーという感じ。精神的余裕がなく、道無し修道院を自分が引いてやる、引くしかないという思い込みが優位に進めていたと思われる草原を最終的には小川さんに取られるという最悪なパターンとなりました。

本当に修業が足りないと打ちのめされた試合となりました。

最後、もう顔が引きつっています。このへんは解説付き動画参照です。(見ないでいいけど笑)


■3位決定戦: VS えのやん
(いわむらさんが最初決勝戦のほうの席に座っていたことを後から確認しました。いわっちー!)

精根尽き果ててしまった。もう3位決定戦っていらないよ。でも世界選手権の3位決定戦よりはいいよね。あちらは、決勝戦を巨大タイルでやっている横でこじんまりとやっているのだから。

動画(53:00~)

まあ、ヒドイ手を打っていますね。会場からは失笑が(笑)。
自分がびっくりしましたよ。



試合開始前に「あっち(決勝戦)よりも早く終わらせましょう」と言っていますがそんなん無理な話でしたね。小川さんですもの。

この試合は気が抜けていたのは確かですけどねー。もう何もいうことはあるまい。
というわけで、私の2回目のカルカソンヌ日本選手権はこれにて終了。おつかるさまでした。

なお、決勝戦は、小川さんと月形さん。
動画はこちらです。わたしと違っていい試合しています。

兄と自分の解説付き(JAGAゲームチャンネル)
仮面もっちーしんちゃんの解説付き(17:54~)(ボードゲームむーびー)

優勝は、おでこの絆創膏がトレードマークの月形さん。表彰式のときに突如として絆創膏をしてきてみんなを心配させてた(笑)。10月の世界選手権でしっかりとその実力を発揮してほしいものです。がんばれー!

準優勝は、TRAPSリーダーの小川さん。3年以内に日本選手権優勝すると公言する彼は、昨年の4位に続き、今年2位。そして来年は1位を目指すそうです。すげーな。しかも、やりそうだし。みんな小川節に負けるな。早打ちに負けるな。


というわけで、準決勝、3位決定戦での体たらくはともかく、この日をもって、これまでの「ただのくぼけん弟」という存在から1人のカルっ子としてようやく認められたのではないか、と思います。
まあ、この日は尋常じゃなくラッキーが重なってしまっただけなんだと思います。それなりに小技は覚えてきたのでラッキーな日に勝てるのでしょうが、やはりやるべきことが出来ているかとそうではない。課題は山積みであります。

今日も勝ち試合の得点差はすべて10点差以上、負け試合は50点差!(時間切れ負けではない)というギャンブラーっぷり。それもこれも状況に応じて必要な得点を把握せずにプレイしている証拠です。うまいひとは僅差でしっかり勝利をものにするイメージ。この辺は以前から、たにの叔父貴から言われていたことですし、勝率に響く重要なこと。

本戦1週間前の練習会(小川さん、ずみさん、くぼけんとの合計12戦)でもそのことはすごく露呈して、やっぱりタイル盤面と得点ボードの点を計算して必要なムーブをすることが課題と思いました。で、残りの数日間でがんばって少しは意識できるようになった気にもなっていましたが、やっぱり付け焼き刃ではなかなか生かせませんでした。

この日はラッキー続きでそういう細かい計算が必要な場面が少なかったこともありますが、ラストの2試合は必要なそれが出来ていたかというと、うーん。なんならラストは点差を意識しようとして、逆にすごい見落としをしまくりましたしね。いつもできていないことを本番で出来るわけがない。最重要課題と言えます。


上の写真は、オリンピックで柔道が盛り上がっていたのでメビウスママと柔道をする私、ではなく、表彰式で熱い抱擁を交わしています。チューしているわけではないよ!


4位を得た代わりに何かを失ってしまったエムクボさん。

自分の話ばかりしてきましたが、他の方々はどうだったのでしょうか。続々とブログに日本選手権の記事がアップされています。

昨年、私と同じく下位に沈んでしまった名古屋のゆきさんは、今年は堂々の4勝2敗。22位でした。来年も切磋琢磨する仲間となってくれることでしょう。
2年目の夏 カルカソンヌ日本選手権!(前編)
2年目の夏 カルカソンヌ日本選手権!(後編)

カルカソンヌトラップス勢もリーダーだけでなく、全体的に躍動していました。
自分はトラップス勢に1勝2敗でしたので次回リベンジを果たさねば。
『進撃のトラッピー』 ~ カルカソンヌ日本選手権2016 TRAPSレポート~
『銀色の涙』 ~ カルカソンヌ日本選手権 2016 準優勝 レポート~

カルカソンヌ仮面。自称3勝3敗の男と言っていましたが、今年は殻を破る4勝2敗。12位。
その存在は今年も一番目立っていたけど、来年もしっかり目立ってもらいたいものです。
仮面レポート

ドラゴン中川さんは今年もきっちり上位。7位。
チャラいのに強い。前髪切り過ぎたくせに強い。
中川龍のひまつぶし

岩村さんは今年はふるわず。3勝1分2敗。初戦に木更津の大野さんという美女に見とれてしまったのか引き分けスタートで勢いに乗れず感。
Carcassonne-カルカソンヌ メモ

ミープルズの長、たにさんは4勝2敗。たにさんは常に本戦上位にいますが、ピークをここに持っていけなかった感ある。ある時期は相当いい感じだったのになあ。カタンに力を注いでしまったのか。
ミープルズブログにぜひ本戦を振り返った記事を書いてほしいなあ。

他の4勝2敗勢では、どうしたチャンプ望月、ルーキーイヤーで実力を出したへにょべーさん、TRAPS勢からクリスさん、俵さん、ミープル積みのプロの人。あとはやっぱり強いぜ和田さん、木更津若頭おかちゃん、といったところでしょうか。いろいろ新しい人が出てきているなあ。ベテランの石川さんも4勝2敗かな。

私の大好き木更津勢は全体的にはあまり振るわず、というところだったでしょうか。我がライバルのこんどうさんもちょっと落ち込んでいるみたいですね。しょーがない、また今度木更津に遊びに行って稽古してあげるかなー笑(本戦前に木更津勢にしこたま負けました)

さて、2年やってきたカルカソンヌ。
くぼけんというカルカソンヌ界のラスボス(本人は中ボスという)を兄に持っている私の練習環境は羨ましい!と思う方もいっぱいいるかもしれない。でも、自分は本戦前週の練習会で4戦した以外にはほとんど個人的に兄とカルカソンヌをしたことはありませんでした。

傍目からは一緒のTシャツ来て、一緒に行動して、仲良く見える兄弟に見えるのかもしれませんが、実際はそこまで仲良しというわけではないからなのか、それとも照れなのか。

兄とカルカソンヌができるチャンスはカルカソンヌ・ミープルズの王座戦のみ。
それもミープルズのツワモノ達に勝たないと得られないチャンス。ミープルズの練習会やミープルズリーグでカルカソンヌを勉強しました。ミープルズはやる気がある方であれば誰でも歓迎しておりますので、ぜひミープルズの集まりに参加してみてください。(自分は練習会でくぼけんとの対戦はほとんどできませんが、みなさんは対戦できます笑)

すでに私やTRAPSメンバーが示しておりますが、カルカソンヌはまだまだ初心者でもがんばれば簡単に日本のトップになれる競技です。それなのにすごく深いゲーム性。そして運の要素もある。将棋では今から羽生さんに追いつくことはできるわけがありませんが、カルカソンヌはそれができる。なんなら世界も狙える。だから、少しでもカルカソンヌに興味を持った方、始めてみてください。タイルに触れてみてください。ミープルの感触もとてもよいものですよ。

さて、あまりまとまりませんでしたが、そろそろ終わりにしたいと思います。
最後に一年間練習に付き合ってくれたり、付き合ってくれなかったりした奥さん、ありがとう。
今年は好成績だったので、今年ダメだったらカルカソンヌを諦める約束は無しになりました。なのでまた一年間よろしく。日本選手権後、一発目の夫婦カルカソンヌは負けましたが、またそこそこ強い感じで頼みます。あと、今度カルカソンヌタイル弁当を作ってください。よろしくお願いします。



(了)

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