2014年11月19日水曜日

第5回カルカス杯(カルカソンヌミニミニ大会)

はい、ゾンビのみなさんがお待ちかねのカルカソンヌネタです。

カルカソンヌ日本選手権のお手伝いをしたことから触発され、2014年8月末から始めたカルカソンヌですが、奥さんとの日々の対決、iPadを購入しiOS版のカルカソンヌで外国人との激闘の日々で実にカルカソンヌ漬けの毎日です。

でも予想外にiOS版カルカソンヌのレベルが高く、落ち込んだりしています。マジ、ヤツら強いです。レーティングはまだ1600に届かないところで早く1700まで行ってみたい。2000越えるとグランドマスターという称号がもらえるんだけれども、グランドマスターを語ってみたいよね。ミヤジドーカラテみたい。(ノーノーノー、ミ・ヤ・ギ)

日本のカルカソンヌ界も先日、大きな動きがありました。カルカソンヌな方々ならご存知でしょうが、今年の世界選手権でついに日本人が優勝、世界チャンピオンとなりました。すごいよね。すごい。2011年から参加して、4年目でついに。

選手権当日、Twitterで状況をメビウスママがツイートしてくれていたのだけれども、相当興奮しました。本当にいいものを見れたという感じ。

カルカソンヌ世界選手権決勝解説動画(Youtube)←超いいよー
2014カルカソンヌ世界選手権大会 (Twitterまとめ)


最近では暇さえあればTwitterで「カルカソンヌ」と検索するようになってしまい、カルカソンヌ的なつぶやきも多くなり地元の友達からはブーイングを受けているのですが、温かい目で見守ってください。そのうち、フォロー解除されるかもしれないけれども、それはしゃーない。

さて、2014年11月15日におこなわれた第5回カルカス杯です。カルカソンヌ研究所に集まったカルカソンヌの猛者3人とカルカソンヌでヨチヨチ歩きを始めたばかりの自分、の4人で総当たり戦をやるという無茶なカルカソンヌミニミニ大会。

猛者と言っても猛者中の猛者。

先日見事カルカソンヌ世界チャンピオンになられた名古屋の若きスター、カルカソンヌ界の佐藤健こと望月さん(早くスタートタイルの呼称をアンダーバーって普及させて!)

今年の日本選手権9位で、めちゃくちゃよくできたボードゲームを自らデザインしちゃうハイさん、ことハイライフさん(もしかして、まじかるタルるートくん描いてないですよね?)

その存在はすべて謎、望月さんの横には常に彼の姿あり、今年の日本選手権の順位は聞かないであげてね、愛と正義のカルカソンヌ仮面

これです。この面子の組み合わせ、頭おかしい。
カルカソンヌ研究所の林修道先生は、当日の昼に撮影した、カルカソンヌ世界選手権の解説動画のアップロード作業に追われて参加せず。

こんなはずじゃなかった。本当は望月さんの世界選手権の裏話とか現在のカルカソンヌ情勢、ちょっとしたカルカソンヌのコツなどを教示いただく、そういったカルカソンヌトークをしにいったはずなのに。ハイさん作成のボードゲームを試遊させていただいたところまではよかったのに(めちゃくちゃ考えられた良ゲームでした、まだ多くを語ったらいけないようなので自粛です)。

まあ、今年の日本選手権に何位になったかはよくわからないカルカソンヌ仮面さんとは、ちょっとだけ本気で、かつ指導対局していただけたら、という思いだったのですが、蓋を開けたらこれ。

最近アツいテニス界で例えて言うなら、世界一位のジョコビッチがいて、最近テニスをはじめた、錦織圭の弟が世界ランカー達と、ちょっとミニ大会やろーぜ、的な。完全に家族枠。

とにかく下手なプレイをして気を遣わせるような迷惑かけないようにやらねばというプレッシャーが半端ない。

そうそう、カルカソンヌ関係での自分の呼び名についてですが、お前はなんと呼ばれたいのだ?という林修道先生の問いかけに言葉が詰まる。割とTwitterをはじめとしたインターネットに親和性のあるカルカソンヌですが、ハンドルネーム的なものでいくのか、本名なのかと。なお、カルカソンヌ日本選手権は実名しか許されない雰囲気。ハイさんも選手権では実名だったのかしら?

なんだか恥ずかしいので、できれば本名を使いたくないのだけれども。その場では、iOSでは「マココソンヌ」という名前で登録しているとカミングアウトすると「うわー」「出たー」「恥ずかしー」「いるんだよねこういうヤツ」「浮かれすぎ」というような言葉が主に林修道先生から叩きつけられる始末。そういう名前って難しいから仕方ないじゃないかと思うのだけれども。しばらく望月さんだけ「マココソンヌさん()」って言っていたけれども結局のところ下の本名で呼ばれてました。まあ、正直呼び名なんてどうでもいい。なお、フットサルのチームユニフォームは「Yoshida」(吉田ではない)、「hoge」(システムエンジニア的にテキトーにつける名前)だったりします。本名恥ずかしい。

■一試合目 カルカソンヌ仮面
ひとまず、いきなり世界チャンピオンというのもありえなく、かつ、一番緊張しない仮面との勝負。仮面はしっかり最後まで仮面をつけて戦っていた。まじ身体の一部。初心者の自分に甘い手を打ちまくる仮面。しっかり破壊にいく自分、それを防御するタイルをひけない仮面という形で、序盤から仮面のミープルを殺しまくり、また自分へのプレッシャーもラッキータイルで次々と交わしていく展開。手持ちミープル数が少ない仮面の都市をしっかり肥大化させることもできたと思う。でも、ここひいたら大きめ都市完成っていう状況が続いたのに引けない仮面に助けられたのだと思う。自分は手持ちミープルにも余裕がある展開で楽にプレイできました。
でもやっぱり初めてのガチな選手権出場者との対戦だったのでいつやられるか冷や冷やして「だめだー」を連発しながらのプレイでした。
結果、72枚のタイルがおかれた状況で仮面の得点は16点という稀に見る得点の低さ。最終的には大き目の完成していない都市の得点や草原の得点で、それなりに点を取られたわけだけれども、けっこうな大差で勝利。めちゃくちゃ嬉しい。やっぱり技術を上回る運で勝てることもあるゲームだと実感。ほんと嬉しかった。特に草原があまり発達しない展開だと初心者にもチャンスがあると思う。いや、本当にいいタイルばっかりひけました。

まさかの敗戦に黄昏る仮面


■二試合目 チャンプ望月さん
二試合目は、一試合目で勝ったもの対決ということで、望月さんとの対戦。キター。
仮面に勝った事で緊張がやわらぐ・・・わけでもなく、さらに下手打てないという緊張感を持ってのプレイ。やっぱり望月さんも自分に対して甘い手を打ったんだと思う。序盤からミープル2つを殺す。(最後の道付き3辺都市に限定したところで、自分がそれを引く)
やはり一試合目同様、タイルの引き運にめぐまれて道の得点連発だったと思う。(だいぶ忘れてます)

そのたびに望月さんは「いいですねー」「マココソンヌさん、うまいですよー」なんて持ち上げてくれるものだから、いい気分になってくる。これまた草原があまり発達しない展開だったので、最後の草原争いでやられる、みたいな展開にならず、うっかりの金星。超うれしい。
この試合は動画に取って置けばよかったなあ。カルカソンヌというゲームは強いひとにも勝てるチャンスがあるんだよ、という象徴のゲームだったんだと思う。みんなに勇気を与えられる一戦だったと思う。でも、わかっているんです、10回やったら9回は負けることを。その1回がここで出たというのは自分の運の強さを物語っていますよね。やっぱり、ホームの地の利は大きいんでしょうね。


■三試合目 ハイさん
ハイさんとの勝負では序盤に修道院3つ隣接したところをうまく3つのコマを殺して(自分も一個巻き添えだったかな)、いい感じと思いつつもチャンピオンの「修道院は殺されても強いですから」に少し動揺。そのトラップのために置かれた大きめの、さりとて完成しない都市にハイさんが「こんなの絶好のごみ処理場でしょ」とコマ投入したのを見て、持ち駒はこちらのほうが大分余裕な展開となり「いつでも相乗るぜ」と内心ほくそえんでいたものの、結局最後まで相乗れず。。このへんの感覚がまだまだなのか。もっとしつこく相乗りの布石を作っていかなければならなかったと反省。でも相手の手持ちミープルを無くしていく展開はよかったんだけど、割りと早めに置かれた草原や前述のゴミ処理場に相乗りできなかったところが上手くハイさんにやられたんだろう。やっぱり日本選手権に出ているひと、しかも上位の方々は違うわ。でももうちょっとうまくやっていれば勝てる試合だったのになあ。3タテして「大したことねーわー」って偉そうにふんぞり返りたかったのにね。


■四試合目 仮面
なお、仮面と自分が2勝1敗、チャンプとハイさんが1勝2敗で、決勝戦として仮面と勝負してボコられたとさ。仮面との決まり手は、ジャーマンスープレックス。ちょっと長く延びた仮面の道に無理矢理相乗りを仕掛けて、結果十字路(道のゴージャス!)でトラップされるというもの。道の相乗りって本当に厳しい。iOSでもいつも悲しい結末になるんだけれども、なんかロングロードで点数取られるのって都市完成に比べて悔しいからついつい勝負しちゃう。そのへんまだまだ正しい判断が養われていないのでしょうね。

あとはコマに余裕があるものの、盤面上の得点計算をする余裕はなく、無駄にフラットなリップ片にコマを使ってしまい、道を横付けされて完成しづらい状況にされたのも問題。リップ片カウンティングは命題です。

その後にも望月さんからはもう一試合やりましょうと言って貰えたのですが、仮面との2回目の戦いで完全にボロが出た自分がうまいことできるはずもなく、時間も遅かったため辞退。せっかくのチャンスがもったいないといえばもったいなかったのですが。もう1時半を過ぎていて、明日も早いのに「カルカソンヌなら何時間でもできる」とのこと。こっちができません(笑)。

なお、カルカス杯に負けた人は「カール大帝」を名乗らないといけないらしく、ハイさんが早速Twitterアカウントに「@カール大帝」が付いていました。城塞都市カルカソンヌを侵略しようとした失敗したのがカール大帝、らしい。。
最後に・・・
カルカソンヌをはじめて3ヶ月弱。最近勢いが落ちているものの、そこそこ最初は入れ込みまくって勉強していたのは無駄ではなかった。今回の勝ったのは運の割合が相当大きいのはわかっています。そりゃあ、そうだよね。そんな簡単に本気でやっている日本選手権な方々、世界チャンピオンを超えられるわけがない。
でも、運を生かせる実力も多少は備わっていたんだな、ということはわかりました。iOSのレートが1500を越えたあたりでなかなか簡単に勝てなくなり、日本選手権無理かなーと思っていたけれども、まだまだやれる。もっともっと勉強、経験して運とスキルの割合を変えていけば、チャンスは無いわけではない、と思いました。

林修道先生という名の兄にそろそろ教えを乞うかなー。

(了)

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