2019年9月7日土曜日

I love KLASK Part4


さて、KLASKのお話もこれで完結、にしたいと思っているけどどうなることやら。

これまでの3回の記事で、この愛すべき一つのゲームを私がいかに熱心に打ち込んでたのかわかってもらえただろうか。日本選手権前日の私の心持ちとしては、「私かゆれひが優勝するであろう。もしも大会で動画撮影があったなら世界を驚かせてやるぞ!」でした。

このまま大会当日の話に流れこみたいところだがちょっと待った!前日には何があった?そうKLASKワールドチャンピオンシップがヘルシンキにて開催されていました。日本の夜22時からYoutubeでライブ配信があったのはみんな当然知っているよね。見てない人はこちらからどうぞ。


ベスト16

ベスト8~決勝


現地の回線の問題なのか最初の1ゲームは映像も音声も飛び飛びで配信されて、ドイツ人のお爺さんのショットもとても遅く、ああ、世界もこんなものかと思って見ていました。

が、トーナメントが進むにつれてすごい試合が連発し、口をあんぐり開けて唖然としてしまいました。うまい、うますぎる。世界は我々のレベルの遥か上のKLASKをしていたのです。

ものすごいスピード感
ビスケットをすごい勢いで弾き、ボール打ってすぐさままたビスケットを弾き、またボール打ってという感じでスピード感がハンパない。前回の記事でも書きましたが、私のKLASK格言の一つに「エゴイストになれ」というものがあります。時間制限のないKLASKなので、時間をたっぷり使って、良い位置にボールを置いてサーブしたり、自陣に飛んできたチャンスボールを手なりで打ち返すのではなくしっかりとボールを止めてから打つ、自陣の端っこに行ったボールを単純にまっすぐ返すのではなく時間を使って良い位置に誘導してから打つなどのことを指しています。何となく相手を待たせちゃダメかなという気持ちで簡単に打ち返してしまうのは初心者のやることというわけです。

しかしながら、世界選手権はそうではなかったのである。そんなにのんびりボールを整えていたら簡単にビスケットが飛んできてしまうので悠長なプレイは誰もしていないのである。これは衝撃的でした。私も相手がボールをもたもたしている時に初期位置にあるビスケットを引き寄せて、相手のストライカーにつけるという技を最終日のKLASK Cafeで完全にモノにしていましたが、世界のヤツらときたら初期位置のビスケットをいきなり飛ばしてくるのである。。


ものすごいディフェンス力
とにかくトッププレイヤーの動体視力、反射神経がよくて、ことごとくナイスショットを防御するのである。流石にもう守れないでしょというコースでもギリギリのところでストライカーを滑らせて守る。何なのアスリートなの?


エンジェル取り出し
自分のゴールに入ったビスケットのことをエンジェルと呼びます。これは相手のボールがゴールに入りそうな時に中にあるビスケットがたまに弾いてくれる良い効果があり、その形からか天使という名称が付いていると思われます。相手のストライカーにビスケットが一個付いた状態だとダブルビスケットを狙いたくなりますが、残りの2個のビスケットしかないわけで、必ずしも自陣に飛ばせるビスケットがあるわけではございません。そんな時に自分のゴールにエンジェルがある場合は、その良い効果を失ってまでも、エンジェルをゴールから取り出し、それを相手に向かって弾くのです。この技は日本のシーンでは見たことがなかったのですが、平然と世界の連中はやってのけるのです。。

ダイアナが美しくて強い
全チャンピオンのヤロ(Jaro)を筆頭にドイツ人が3人くらい出場していたのですが、そのうちの一人の女性のダイアナが美しいのにKLASKが鬼強い。そして、すごい前のめりでKLASKをやっていて上からのKLASK盤面だと頭がかぶるのが印象的。
でも私、見てしまったんですよね。ヤロが勝利したときにダイアナが彼にハグしてそのあとチューをしたことをね。ヤロ、コノヤロ。

「KLASK diana festor」の画像検索結果




というような圧倒的なKLASKで、日本大会前日だというのに度肝を抜かれたわけですが、ビスケット関係では一つのカラクリがありました。それは世界選手権で使われていたビスケットがKLASK本体付属のものではなく「セクシービスケット」と呼ばれる新型のビスケットだったのです。

日本大会会場で特別販売していたセクビス入りスペアパーツセット

このビスケットがとにかく転がるし、飛ばしやすい。磁力自体も従来のものよりも強く、それゆえ前述のエンジェル取り出しも割と簡単にできるというものでした。2018年の動画よりも圧倒的にビスケットプレイが増えていておかしいと思ったんですよ。最近身近の方が何人もKLASKを購入していますが、今後は世界に準じてセクシービスケットが公式に使われると思いますので、ぜひ入手してください。カワダさんが今後取り扱っていくのか私はわかりません(こうなるならもっと購入しておけばよかった)。


ところで、なんでこの白いマグネットをビスケットっていうのか疑問に思われる方も多いと思いますが、右の画像がその答え。ケンタッキー・フライド・チキンのビスケットです。



はあ、日本大会の話をしたいのに今回もたどり着くことはできませんでした。
今日は最後にKLASK用語をいくつか紹介して終わりたいと思います。
 
 
エンジェル
 
前にも書きましたが、ビスケットがゴールに入っている状態のことを言います。自分のゴールでも相手のゴールでもこの状態になったら「エンジェル!!」と大袈裟に叫びましょう。
 
 
 
KLASK!
 
なんとまぎらわしいことですが、ゴールの中にストライカー(黒いスティック)が入ってしまったことを「KLASK」と言います。ゴールに落ちた時に割と派手な音がするのですが、その音のことをKLASKというそうです。自分でも相手でもゴールにストライカーが落ちた時は大袈裟に「KLASK!」と叫びましょう。誰かが冗談を言ってすべったときや、オナラをしてしまったときにも応用することが可能です。
 
 
 
ボール・イン・ゴール
 
この用語が流行るかは謎なのですが、ボールがゴールに入った時に、わいづくんが囁くやつです。なんか慣れるとくせになってくるので何度か使ってみるといいかもしれません。ゴールを決めた相手が「ボール・イン?」と煽ってきたら、悔しそうに「ゴール。。。」と言うといいでしょう。
 

 
 
箸を持つ手は右手、KLASKをプレイするときは左手
 
これは用語でもなんでもないのですが、私のことです。何故かKLASKは左手がしっくりくるんですよね。他のことはすべて右手なのに。10年くらい前に草野球で何故か外野ライナーを焦ってグローブのつけていない右手で受けて薬指を骨折して以来、リハビリに失敗し右手の薬指がうまく曲がらないのが起因していると思いつつ、なんとなくレフティーってかっこいいよね、という意味合いもあって気に入っています。草野球でこんな風に骨折するやつ他に聞いた事ない。
 
 
立ちクラスク
 
ミロ牛乳さんの得意技。何故か初回プレイから立ってやっていたらしい。最近では座ってプレイするようになったが、勝負どころでは立ちクラスク。身長165センチ以下の人は推奨らしいです。
 
KLASKは強打のスポーツ
 
これは私の言葉。やはり強打を打ってボールインゴールするととても気持ちがいいのがKLASK。実際、世界選手権でも強打が目立つ。ただし、初めての相手にいきなり強打をかますと逃げて行ってしまうので強打は封印し、相手のショットを褒めてこっちの世界に引きずり込みましょう。
フォアハンドの強打が決まるとオレつええができるのでオススメ。
 
 
今日はここまで。次回こそは日本大会当日の話を!
 
(続く)

 


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